B級街案内シリーズ(1)
伏見桃山の旅





私は青春時代を伏見という街で過ごしました。
先日伏見に行く用事があり、一時間ほど伏見で手空きの時間があったので、
その時間に伏見界隈を歩き回ってきました。
その時にかつて私が行った店などをデジカメで撮ったものにコメントを書き、
皆さんにディープな街、伏見を味わっていただこうと思います。

関西の中でも、大阪ではなく京都。
そして京都市内でも河原町などではなく、下町の雰囲気漂う伏見。
主流・本流に乗っかることなくどこかズレていると評される私は、
下町伏見によってそんなふうに育てられたのか、
逆に私のB級的センスゆえに伏見に来たのか。
そんな街・伏見を、私の思い出話などをつらつらとしながら、
今からみなさんにしばしの間、ご案内したいと思います。

もちろん、案内する店や名所のセレクションは、私のセンスに添ったもので、
観光用のガイドブックに載っているようなところは基本的にはないと思いますので、
あまり期待しないでください。すみません。
書く前からすでに謝罪しています。





まずは、京都に馴染みのない方もいらっしゃるでしょうから、こんな一枚から。

京都は観光地であるため、古い寺院や町並みを保存するべく
景観条例なるものも存在します。
そのため、建物の高さ制限に始まり、街中の看板の色にも配慮がなされており、
この瓦屋根のセブンイレブンもそういったものの一環で、
京都市内ではわりと普通のことなのです。

しかし、ここは京都の市街地から離れた伏見。
こんな配慮をしなくても十分に街は雑多で独特な雰囲気を醸し出しています。
寧ろ、このセブンイレブンのほうが街に不似合いなくらい綺麗すぎるというものです。





下町といえば、商店街。
次は伏見の商店街について。

伏見の商店街といえば普通は、
京阪電車伏見桃山駅からすぐのところにある
伏見のメインストリート・大手筋商店街なのですが、
私が紹介するのはやはり、そんな主流のものではなく
大手筋商店街の外れから脇道に入ったところにある
パッサージュ納屋町5番街です。

ここパッサージュ納屋町5番街は、パリのアーケード
"パッサージュ"をイメージしてデザインされたそうで…
ご覧のとおり、少し寂れた商店街です。
魚の干物の匂いが辺りに漂っています。



 私の今日のお薦め品はこれ、雑貨屋で見付けたトイレのスリッパ。
 手書きの値札「780円」(←高くないか?)が
 すごくいい味を出していますね。


この商店街の中に、かつて私がバイト仲間とよく行った
ビリヤード場がありました。
もう五年以上も前に行った場所なのに、
当時とほとんど変わらない姿に懐かしさを覚えました。

ビリヤードをすると必ず、ものすごく甘いコーヒーが
セットで付いて来ることなんかからも、
この街のセンスが窺い知ることができますね。

そんなビリヤード場の駐車場で見付けた貼り紙。

店主が実際にこのような暴挙に出た場合の
店主の罪責を論じなさい。  「当場内に於る自転車・バイクの無断駐輪は発見次第、
  処分すると共に処分代金を申し受けます。」

そりゃ、ひどいよ…。


伏見の商店街を取り上げると言っておきながら、
こんなマニアックなところだけ終わるのも何ですから、
一応、メインストリートの大手筋商店街も
少しだけ触れておくことにしましょう。

右の写真は、私が高校時代、学校帰りに途中下車して
タイヤキなんかを買い食いした「おやつ村」です。
大手筋商店街の中ほどにあります。
「おやつ」という言葉の響きが、何とも
おいしそうな雰囲気を出しているように思います。

ちなみに、この「おやつ村」を撮影したときにはわざと
カメラのフレーム内に収まらないようにしたのですが、
この右隣りは老舗のピンク映画館です。
「おやつ村」の隣りなので、「おかず村」といったところでしょうか。



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